現在、ビルバオで、「Yoshitomo Nara」展が開催されています。この展覧会は、奈良美智にとって、ヨーロッパ初となる大規模な回顧展です。絵画、ドローイング、立体作品、インスタレーションなど、奈良美智の約40年間にわたる活動が網羅されています。スペインのビルバオ・グッケンハイム美術館にて2024年11月3日まで開催されています。
「Yoshitomo Nara」の開催概要
- 会場 ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン)
- 会期 2024年6月28日(金)~11月3日(日)
- 時間 10:00~19:00
「Yoshitomo Nara」の入場料
- 大人 15€
- 学生 7.5€
- 18歳未満 無料
「Yoshitomo Nara」の展示作品
- 《続いてゆく道に》(1990)
- 《Missing in Action》(1999)
- 《ブランキー》(2012)
- 《Under the Hazy Sky》(2012)
- 《Midnight Tears》(2023)
- 《My Drawing Room 2008, Bedroom Included》(2008)
- 《森の子》(2010)
などなど。
絵画、ドローイング、立体作品、インスタレーション、置物…
初期の頃から最新作まで、たくさんの作品が展示されています。
楽しそう!
「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」について
アメリカにあるグッゲンハイム美術館の分館のひとつとして、1997年に開館しました。
建物の設計を担当したのは、建築家のフランク・O・ゲーリー。
外壁は、うねるような曲面で構成されていて、とても斬新なデザインです。
かつて、ビルバオはスペイン屈指の工業都市で、鉄鋼業や造船業がさかんでした。しかし、1990年代以降に産業が衰退し、広大な跡地に美術館が建設されました。
グッゲンハイム美術館の開館により、ビルバオは世界中から観光客を集める人気観光地となり、美術館が都市を再生させるという先駆的なモデルとなりました。
館内には、リチャード・セラのとても大きな作品《The Matter of Time》が収蔵されています。
私は、約10年前にこのビルバオ・グッゲンハイム美術館を訪れました。
以前、開館を知らせる記事を読み(たしか、美術手帖だったかな)、いつか行ってみたいと思いました。
雑誌に載っていたのは、小さな写真でしたが、建物はとても不思議な形をしていて興味をひかれました。
念願がかなって、約10年前に、ビルバオを訪れることができました。
美術館に着いたときには、大興奮でした。
植込みの花で飾られたジェフ・クーンズの《パピー》
ルイーズ・ブルジョワの《ママン》
が出迎えてくれます!
実物は、とてもわくわくするデザインで、衝撃的でした。
こんな建築が存在するなんて!
スペインへ行く機会がある方は、ぜひ~
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