TOKYO NODE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)で開催されている「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」へ出かけてきました。展覧会は、映像・色・光・音をシャワーのように浴びるインスタレーション。クッションに寝転がって鑑賞できるスペースもありました。写真映えするスポットがたくさん。どの作品も素敵でした。すべてが新作で、映像にはCGを使用していないんだそうです。これには、驚きでした。
「蜷川実花展」の開催概要
- 会場 TOKYO NODE(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)
- 会期 2023年12月5日(火)~2024年2月25日(日)【閉幕】
- 時間 月・水・木・日/10:00~20:00 火/10:00~17:00 金・土・祝前日/10:00~21:00
「蜷川実花展」のチケット入場料など
【平日】
- 一般 2,500円
- 高大生 2,000円
- 小中学生 800円
【土・日・祝日】
- 一般 2,800円
- 高大生 2,200円
- 小中学生 1,000円
チケットは、公式サイトから予約することができます。
当日券は、展覧会場にて購入することもできます。
入場時、かわいいオリジナルステッカー(円型)を1枚もらえます。
グッズ売り場に入場するためには、入場券かこのステッカーが必要です。
「蜷川実花展2024」の混雑状況
混雑しているのは、週末です。
週末は、入場待ちの行列ができています。
スムーズな入場のためにも、事前にチケットの購入をおすすめすします。
クッションに寝転がって映像を鑑賞するスペースや一度に鑑賞する人数が限られている作品もあり、混雑します(立ち見で、鑑賞することはできます)。
「蜷川実花展」は、全て撮影可能。映える撮影スポットがたくさんあります。
なかでも、混雑しているのが《Intersecting Future 蝶の舞う景色》。
ここも、最高の撮影スポットです。
美しい花々に囲まれた細い通路を歩いて鑑賞するのですが、写真を撮影する方が多く、列がなかなか前に進みません。かなりの混雑です。
カラフルな映像をバックにして撮影している方が、たくさんいらっしゃいました。
「蜷川実花展」の鑑賞時間について
鑑賞時間は、1時間半から2時間ぐらいはみておいてください。
会場はかなり広いです。
また、寝転がって鑑賞するスペースや、一度に鑑賞できる人数が限られる作品もあり、列に並ぶこともあります。
グッズ売り場も混雑しています。かわいいグッズがたくさんなので、迷うのは必至。
せっかく出かけたのに、慌てて見ることになるのはもったいないですね。
時間に十分余裕をもって、お出かけください。
「蜷川実花展」の展示構成と感想
1.残照 Afterglow of Lives
入り口は薄暗い回廊からスタート。心地よい音に身を委ねて歩いていくと、その先にあるのが《残照 Afterglow of Lives》。
いのちが生まれ散っていく生命のサイクルを、様々な時間軸の中で表現した空間展示です。色鮮やかな花々があれば、枯れた花々も。生と死、繁栄と衰退といったコントラストを表現しているそうです。
次の展示への期待が高まります。
2.Unchained in Chains
こちらは、水槽のような透明の箱に映像が映し出されている作品です。暗い部屋の中に、この箱が床に10台以上置かれていて、カラフルな映像が映し出されています。この光が床にも反射して美しかったです。
壁面には、ネオン管で「Breathing of Lives」とメッセージが描かれた作品が。
3. Breathing of Lives
都市を撮影した映像作品です。車窓からみた風景、ビルの街並み、車のヘッドライト、ネオンサイン…、様々なイメージが交差します。
映像をじっくりみると、たしかに、CGは使われていないことが分かります。
街明かりやライトなど、身の回りの輝きが、様々な角度から写し撮られている作品です。
美しい映像です。
4. Flashing before our eyes
コンセプトは「走馬灯を共に見るような映像体験。無意識の中に沈んでいく中で、意識を取り戻し再び目覚めるまでのイメージ」。
この部屋の天井は、高さ15m。ドーム型天井全面に大型の映像作品が投影されています。クッションがあるので、床に寝そべって見上げるのがおすすめです。
床から天井まで、大きな壁面に映像が投影されていて迫力があります。
音と映像のシャワーを浴びて、まるで走馬灯を見るような体験を楽しむことができます。
ぼーっと映像を見ていると、心地よく映像世界に入っていくことができます。
映像のコントラスト、色の組み合わせも素敵でした。
1回の上映時間は、およそ5分ぐらい。
時間があれば、2~3セット楽しんでください!
5. Intersecting Future 蝶の舞う景色
とにかく美しくて、思わず涙が出そうになりました。
通路全体を花々が埋め尽くし圧巻です。右も左も上も、カラフルな花、花、花! その量が半端ありません!
蜷川実花は映画監督の経験もあり、映画セットの技術が生かされているのだそうです。
圧倒的に美しい桃源郷の世界でした。
かなり混雑していますが、時間があればゆったりと鑑賞してほしい場所です。
もちろん、花々をバックにした撮影もお忘れなく。
6.Fading into the Silence
こちらは、生花と造花が組み合わされた作品。
徐々に生花は朽ちていくこととなり、展示期間中はそのプロセスが写真として記録されていくそうです。
わたしが訪れたときは、とてもきれいな花々でした。
永遠に変わらない造花と並べることで、時間とともに朽ちていく生花。
「命」の儚さが伝わってきます。
7.瞬く光の中で In shimmering light with you
白い室内で展開される映像作品。
映像は、どれも美しく、ぼーっとみているとあっという間に時間が過ぎていってしまいます。
8.Blooming Emotions
ピンク色の空間に、クッションが並ぶ展示室。
頭上には、楕円形のスクリーンがたくさん。そこに映された映像を、寝ころんでの鑑賞をします。
ここは、カラフルな映像がたくさん。
《Flashing before our eyes》は、どちらかと言えば、都市の様子を撮影した人工的な色彩を撮影した映像が多かったのですが、こちらは自然の花々のカラフルさにあふれています。
9.胡蝶のめぐる季節 Seasons: Flight with Butterfly
こちらは、5枚の大きなスクリーンで仕切られた空間を歩いて鑑賞します。
スクリーンは、透過性のあるもので、向こう側の映像や人影が透けて見えます。
鑑賞者のシルエットや動きが重なって、より一層幻想的な雰囲気になります。
重なる映像をバックにしたり、シルエットを撮影するのも楽しい場所です。
10.Embracing lights
本展のラストを飾る作品は、美しい自然の移り変わりをとらえた映像作品です。
小さな映画館のような感じで映像を鑑賞します。
ひとつひとつの映像がとても美しくて、見入ってしまいました。
巡回情報
本展の巡回情報は、ありません。
コメント